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大阪地検特捜部のエースと呼ばれ、 東京地検が扱う、小沢元幹事長の疑惑 陸山会の捜査の応援にも参加していた 前田主任検事(43)。
押収した証拠品、パソコンのなかの データーを保存している、フロッピーディスク の更新日を、私物のパソコンを持ち込み、 改ざんする不正が判明し、最高検察庁に 証拠隠滅の疑いで逮捕された。
さらに、同僚検事から、報告を受けていた 上層部は、「 問題なし 」 として、すでに 返却されている、フロッピーディスクの確認 を怠り、事件を見直すこともなく、公判を 進行していた。
最高検察省の調査は、大阪地検内部の 体質に及ぶ不祥事に発展している。
問題の証拠品は、厚生労働省の村木厚子 元局長(54)が、先ごろ無罪判決を受けた、 郵政割引制度をめぐる事件で、特捜部が、 昨年、5月、村木局長の部下で、係長だった 上村勉被告(41)の自宅から、証拠品として 押収していた物である。
ディスクにバックアップされていたデーター には、上村被告が郵政割引制度を悪用しよう とした団体のために作成した、架空の証明書 が保存されていた。
最高検察庁の調べによると、主任検事は、 禁止されている私物のパソコンを執務室に 持ち込み、フロッピーディスク内のデーター の改ざんに挑んだ。
押収時点では、04年6月1日となっている データーの最終更新日を、検事は、村木元局 長が、証明書の作成を指示したとの供述を 裏付ける証拠品とするために、最終更新日を、 04年6月8日に訂正し、つじつまを合わせを したものと見られている。
このフロッピーディスクは、裁判の証拠品と して採用されなかったが、村木元局長の 無罪判決の決め手になっていた。
前田主任検事は、民主党、石井一議員の 事情聴衆の際にも、ゴルフ場での支払い 領収書も確認せずに、村木元局長を、 勾留から裁判へと持ち込み、地検からの リーク報道で世論を構築して行った。
前田主任検事は、東京地検にも応援に入り 小沢元幹事長の、陸山会にまつわる疑惑、 石川議員、大久保秘書の捜査にも関与し、 今後の公判の行方に、大きな影響を与える ものと見られている。
最高検の捜査結果にかかわらず、大阪、 東京、両地検を巻き込む事態に陥った。
戦後60年、検察機構は未だに、大本営発表 時代から抜けきれないでいる。
裁判員制度が導入された元年、時代を逆戻り させない、出るべくして出された、良識の判決 「 郵政不正事件 無罪確定 」 節目の事件だ。

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